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★第66号★口下手を克服した名刺バカ(4:初の新規開拓営業編)
メールマガジン配信日:2008年12月17日
コネなし、金なし、人脈なし、学歴なし、最高!
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社┃長┃の┃言┃霊┃
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ピンチ脱出法と問題解決方法
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Vol.66 2008/12/17 発行
起業して自力で稼ぎたいけど、どうすりゃいいんだ?
長く会社経営やってるけど、今までのやり方ではダメなのか?
その答えは、実践している社長の本気の言葉に学ぼう!
【口下手を克服した名刺バカ】
<初めての新規開拓営業編>
■ごあいさつ
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先日ビジネスパートナーの北出君と二人で晩メシを食いに行ったら、店のおば
ちゃんに、お茶とおしぼりと箸を三人分出されてしまった中野です。
あのおばちゃんの目には、もう一人誰が映っていたのでしょうか? どうせな
ら美人であることを祈る!
またこのメルマガにご意見いただきました。
↓↓↓
中野さん。メルマガ読みました!ありがとうございます。
世の中、不況も好況も関係ないですね。
問題も、答えも全て自分自身のなかにある。
全てチャンス!何かのサイン。試されていると思っています。
あとは、行動あるのみ!これからもご指導よろしくお願いします。
↓↓↓
Tさん、ありがとう。不況なんか気にせずに、張り切っていきましょう!
さらに・・・初出版本の表紙が完成しました。いよいよ今週20日(土)から
販売開始です!書店には21日から随時地方の大型書店にも置かれるそうです。
アマゾン→ http://tinyurl.com/kotodama
楽天→ http://tinyurl.com/kotodama2
是非読んでいただきたし!宜しくお願いします!
それでは本編スタート!
※過去の社長取材のお話はバックナンバーでどうぞ!ちょっと重いかも・・・
■バックナンバー→ http://blog.mag2.com/m/log/0000170107
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■このメルマガはこんな方にお薦めです■━━━━━━━━━━━━━━━━
・出世を目指しているビジネスマンの方
・アンテナビンビンの経営者の方
・野心あふれる起業家予備軍の方
・向上心旺盛な学生さん
・ネタを探しているコンサルタントの方
・更なる飛躍を狙う個人事業主の方
・時代の変化についていけないベテラン経営者の方
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【1】 中年新人営業マン誕生
【2】 東京の実力
【3】 あまりにも唐突な独立
【4】 編集後記「考えるより、感じて動いた方が高確率ですねん!」
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┃【1】┃中年新人営業マン誕生 ┃
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■先週の続き
良い会社入って、売り上げが良い感じで上がって、安定期に入るのかなと思い
きや、いきなり東京転勤・・・さあどうする、中野!
先週のお話↓
http://archive.mag2.com/0000170107/
池上さん/営業担当ではなかった中野さんが、それだけの成果を挙げ実績が認
められていたのであれば、会社として考えれば中野さんを営業部に
配属して、中野さんのやり方を浸透させていくことを考えた方が、
会社としてはプラスになるのかなと思うんですけど、会社はそうは
しなかったんですよね?
中野///その時には、僕のセクションの求人媒体選定、求人広告のライティ
ング、面接から、デザインの企画、事業の販促、営業までほとんど
僕が仕切ってたので、会社はすぐにはそうしなかったんですけど、
結果的にそうしたんです!
池上さん/というと??
中野///ある日突然、東京に行ってくれと言われたんです。
池上さん/中野さんは生まれも育ちも、ずっと大阪だったんですよね?
中野///そうです。
池上さん/そんな中野さんが大阪を離れ東京に行くとなったときの気持ちはど
うだったんですか?
中野///本来は転勤は無いはずの会社だったので、かなり驚きましたが、ど
こかで「チャンスかな」という気持ちはありました。好奇心はもと
もと強いほうなので、何が待っているのか期待感みたいなものは感
じていました。でも気持ちの9割は「不安」でしたね。
池上さん/その転勤というのは、営業を専門にやってくれ!という意味での転
勤だったんですか?
中野///それがよくわからなかったんです。東京に行って何をするか自体を
自分で考えろ!みたいな感じでした。でも東京来て会社から渡され
た名刺を見たら肩書きが『営業』となってたんで、それを見て
「あっ、俺、営業なんだ!」って初めて知りました。
池上さん/それもすごい話ですね。
中野///で、よくよく何をやるかを確認すると、自分で客を取ってきて自分
でデザインをして、自分で納品をしてくれ!ということやったんで
す。要するに全部自分でやれ!ってことだったんですよ!しかも全
く知らん土地でしょ? ここで気が付くわけです。ゼロから始める
営業方法を全く知らないという事実に・・・
ちなみに大阪で仕事をいっぱいとってたと言っても、最初は元々の
知り合いのつてをたどってましたし、社内にお客さんがいたわけで
すからね。そう考えると取っ掛かりはいくらでも周りにあったわけ
ですよ。それがいきなり東京となると全く何もないところからなん
で、最初はどうしていいかわからず途方に暮れました。
池上さん/まさにコネなし人脈なしからの営業が始まるわけですね。どんなこ
とから始めたんですか?
中野///営業のやり方がわからないのであれば、社内の誰かに聞けば良いよ
うなものなのですが、本当に新規開拓の営業を知っている人って少
ないってこともわかったんですよ。ほとんどの人はルート営業して
るんです!そういう業界やそういう営業マンって多いんじゃないで
しょうか?
池上さん/なるほどー。
中野///さあどうしよう? というところから始まるんですけど、最初は会
社の繋がりで攻めたんですが、意外とこれが「やっかい」なんです
わ。
池上さん/それはどういう意味での「やっかい」だったんですか?
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┃【2】┃東京の実力 ┃
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中野///しがらみ付きのところからスタートするという事自体がやっかいで
すし、ある程度の組織がある会社とのやりとりって、担当者が転勤
するとゼロに戻るということを経験したんですよ!
池上さん/そうかそうか!それってありますよね!
中野///無理な要望にさんざん対応して、稟議もOK出て、さあいよいよ受注
だー!っていう直前で先方の担当者が転勤してしまって、新しい担
当者が来たら、その人が
「とりあえず見積もり出してくれる?」って言うんですよ!!
元に戻っとるやないかーっ!!また相見積りからやり直しなんかー
いっ!って感じでやってられんと思ったんですよ・・・(涙)
池上さん/ガックリですね。
中野///そんな事もあって、中途半端なコネはもういらない!純粋に新規開
拓をやろうと決心しました。でもやり方わからん。社内にもわかる
人がいない。だったら今現在、東京で新規開拓やってる現役に直接
聞こうと思ったんです。このメルマガを始めた理由と同じですね。
聞く相手として絞ったのが、中小企業の社長さんです。
池上さん/いろんな会社に聞きに回ったんですか?
中野///いえ、それでは効率悪すぎるので、社長がたくさん集まっている場
所に行こうと思いました。ビジネス交流会とかで検索で調べて、あ
る勉強会に行ったんですわ。社長がたくさんいる中、同じテーブル
にある大物が偶然座っていたんです。
池上さん/誰ですか?
中野///金森重樹さんです。 http://www.28083.jp/index.html
池上さん/え〜っ!すごいですね!参加者だったんですか?
中野///そうなんですよ。参加者として来てたんです。外見はおとなしそう
な印象の方でしたが、一度口を開けば出るわ出るわ、的確なアドバ
イスやビジネスアイデアが・・・当時の金森さんは、一冊目の書籍
を出した直後で、まだブレイク前だったのですが、その後、二回ほ
ど直接会って、いろんなアドバイスをもらいました。レバレッジの
考え方、プロモーションの重要性など、この時に教わったのですが、
今でも僕の頭に焼き付いています。
池上さん/直接指導を受けられたのはラッキーですね。
中野///今なら絶対やってくれないでしょうね。ご本人もその時の事は覚え
ていないでしょうが、とにかく上京直後にとんでもないレベルの人
に会ってしまったので、これが東京の実力かと、思い知らされてし
まいました。
池上さん/ビジネス交流会での成果は、その後どうでしたか?
中野///そこで知り合った社長のところに営業に行ったり、別の交流会を教
えてもらったりして、社長が集まる所ばっかり行きだすようになっ
たんですよ。でも行ってるだけじゃあどうしようもないですよね。
そこで存在感を示さなければあかんと思ったんですけども、実は僕、
もともとは口下手なんですよ。
池上さん/そうなんですか??私が知っている中野からはあんまり想像できな
いですよ。
中野///「あんたのどこが口下手やねん!」ってよく言われますけど、口下
手なのは事実ですし、今でもそうです。
なので、たくさん社長がいる中、どうやって入っていっていいの
か、わからんわけですよ。でも行動しないと始まらないので、当
時やってたのが、アピールタイムとかがある交流会では必ず立候
補してました。本当はしゃべりたくないんですけどね。そんなこ
と言ってられないんで、短い時間でみんなの前で自分のアピール
をしゃべるんですよ。
池上さん/緊張したんじゃないですか??
中野///もちろん緊張しまくりです。最初は全くしゃべれません。誰も反応
しないし。どうやったらええんかな・・・と考えてたんですけど、
ある時、反応をとれたんです。
池上さん/どんな時だったんですか??
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┃【3】┃あまりにも唐突な独立 ┃
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中野///全然結果が出ないから、半ばやけくそ気味になって、今までは大阪
弁はあまり印象良くないかなと思って、無理に標準語をしゃべって
たんですけど、その時には大阪弁バリバリに使って、しかも話をし
た内容が「仕事がなくて困ってます・・・」 というような情けな
い実情を話をしたんですよ。
池上さん/無理に自分を飾ることなく直球ストレートで話をしたんですね!
中野///そうです!その時に初めて人が反応したんですよ!
君、ちょっと人を紹介してやる、とか声をかけて頂いたり、今度う
ちの会社遊びに来なさい、とか言ってもらったり。
それで、「あらっ、こんなんでいいの?」と、拍子抜けしましたが、
何かヒントを得た感じだったんですよ。
池上さん/やけくその話からご縁につながるとは思わなかったでしょうね!
中野///ほんとですよ。そんなペースで1年過ぎたんですけど、自分の部下
より数字が低いという現状はけっこうきつかったです。
その時に結論として出たのが、デザインや印刷の仕事を、単発で取
りに行っても無理や!ということだったんです。
池上さん/ほう、また中野さんの人生における何か重要な気付きのような気が
しますが・・・
中野///そうなんです。デザイナーなんて東京にはいくらでもいますから、
四十路前の面識ない新人デザイナーになんて、仕事が来るわけない
と思ったんですよ。この土俵で戦っても無理だと思ってね。
池上さん/はいはいはい。
中野///そもそも、デザインや印刷物を発注する側には、目的があるわけで
す。何でわざわざデザインや印刷にお金を払うのか? その目的の
ほとんどは、「売り上げを上げるため」のはずなんです。
となれば、具体的に売上を上げる方法とか、そういう方向から提案
することができれば、結果としてデザインとか印刷の仕事がついて
くるんじゃないかと思ったんですよ。それでコンサルティング的と
いうかアドバイザー的な立場にならんとあかんと思ったんですよ。
池上さん/なるほど。
中野///当時の師匠のMさんとか、教えてくれる人もいたので、コンサル的
なアプローチでやって行きたいと社長に相談したところ、詐欺師の
ような人が多いという業界の特色もあって「クレームがきたときに
お客様に責任とれないので、そのやり方はNG!」と言われたんです
よ。まあ、確かに社長の言うことはごもっともなんですけど・・・
池上さん/せっかく2年目となり、新たな営業手法での新規獲得を目指してい
たところに、社長からはズバッと言われてしまったんですね。
中野///わらをもすがる思いで掴んだやり方がそれなのに、否定されたたら
何もなくなっちゃってね。一番やりたいことができないとわかった
ら、これは辞めるしかないと思ってね。
そんでその場で「辞めます」と言ったんですよ!
池上さん/えーっ?!その場で言ったんですか?!
中野///その場で伝えたんですよ!その時は大阪で研修中だったんですけど
休み時間だったんですけどね。ダメと言われショックで一度その場
を立ち去ったんですけど、そうしたらまた声が聞こえたんですよ!
池上さん/印刷会社の時と同じ声ですか??
中野///そうです!「今やー!!」って!(笑)
池上さん/やつがまた降りてきたんですね(笑)
中野///最初はそうか???って思ったんですけど、考えてみたら確かに辞
めるタイミングちゃうかなと思いまして。で、また社長のところに
戻って「辞めます」って伝えたんですよ。
研修はもう1日残っていたんですけど、辞める人間が研修受るのは
申し訳ないと思い、そのまま東京に帰ったんです。
池上さん/社長、びっくりしたでしょうね!
中野///「何言ってんの君?」という感じでした。
池上さん/社長もびっくりでしょうけど、家族もびっくりだったんじゃないで
すか?
中野///突然一日早く帰ってきて「辞めてきたよー」と話したのですが、あ
りがたいことに嫁さんは「しゃあないなー」って感じで受け入れて
くれたんです。
池上さん/御家族には相談なしに、結果報告だけしたんですね。東京での会社
を退職して、その後は大阪に家族で戻ったんですか?
中野///何のあても、計画もなかったのですが、東京に残って独立しました。
頭で考えると、怖くて独立できなかったのですが、感情のまま動く
と、あっさり独立してしまいました。ただし成功する要素は、この
時点ではゼロです。最悪の状態からのスタートでした。
池上さん/やっぱり苦境の連続でした?
中野///それが最初はなんとかなってたんですよ。Fさんという人に拾って
もらったり、今までお付き合いがあった人の紹介とか自分で営業し
たりして、一応仕事はあったんです。でも想像と違ったんですよ。
池上さん/というのは??
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┃つ┃ ┃づ┃ ┃く┃
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編┃集┃後┃記┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【考えるより、感じて動いた方が高確率ですねん!】
本文にも書きましたが、私は自分が勤め人タイプではないことを、以前か
ら自覚していました。にも関わらず30代後半まで独立出来なかった原因
は、心の中の「恐れ」です。考えれば考えるほど怖くて、本当にやりたい
ことから逃げてました。
ところがどっこい、何となく感じたまま行動してみたら、こんな無茶苦茶
な独立のやり方を、あっさりしてしまっている自分がいました。
そこからが大変だったのですが、それは次回のメルマガで・・・
「なんか嫌な予感がする・・・」「なんかこっちの方が良い気がする・・」
という感覚は、なぜかよく当たります。変に考え始めると、頭の中で損得
勘定の計算を始めるので、純粋な答えが出ない。なので怖くなって諦めた
り、行ってはいけない方向に向かいだしたりしてしまいます。
潜在意識から湧き出てきた答えは純粋です。なのでよく当たります。
それをわかっているのに、純粋に素直に行動するのは、難しい。特に歳を
とる毎に難易度を増してきます。
前向きな無茶は、若いウチに大いにやりましょう!
※ビジネス書っぽくない、僕らしい表紙デザインに仕上げていただきました。
楽天ブックスでは <自己啓発><ビジネス哲学>にカテゴライズされて
いました。そうなんです。名刺術の本ではあるのですが、哲学もたくさん
盛り込んでます。
→ http://tinyurl.com/kotodama
ソウルプロダクツ代表 言霊マーケッター 中野 貴史
http://kotodama-m.com
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■マガジンID 0000170107
■発行者 ソウルプロダクツ代表 中野貴史(言霊マーケッター)
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■ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/iyashirochi/
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