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vol.156【真面目だから成果が出るとは限らない理由】

メールマガジン配信日:2016年1月19日

皆さんは、世の中に不公平に感じる瞬間や、

理不尽さを感じる時って、ありますか?


ある企業で、印刷物の制作管理や文字の校正の仕事を担当している
真面目な男性と、いい加減な男性がいました。

真面目な男性は、隅々までキッチリとチェックしていました。
わからない事は直ぐに上司に確認し、報・連・相も小まめです。

いい加減な男性のチェックは大雑把でムラがありました。
報・連・相もしたり、しなかったりです。

この二人の仕事、結果どうなったか・・・

いい加減な男性の仕事は、真面目な男性の仕事よりも
小さなミスや見落としが多くなります。

当然ですよね。

と・こ・ろ・が・・・・・

お客様からのクレームが多く、上司からの評価が低いのは
真面目な男性の方だったのです。

その理由は・・・

真面目な男性は全てをキッチリしようとします。
でも人間なので、それでも希に見落としやミスが出ます。
その見落としやミスを出すタイミングや内容が
最悪だった場合、当然お客様は憤慨されます。

対していい加減な男性は、絶対に間違えてはいけないポイントと
許されるポイントを見極め、メリハリをつけて効率よく仕事を
していたのです。

真面目な男性は、地雷が何処に埋まっているか
分からないまま、地図通りに進んだ結果、自爆したのです。

いい加減な男性は、地雷が埋まっている場所を避けて
進む道を自分で選んで進んでいたのです。


真面目な男性の小まめな報・連・相も、自分で考えていない
ということの裏返しです。

いい加減な男性は、報告・連絡・相談すべき事と
そうでない事が何なのか、見極めていたから
数が少なくても、評価されるのです。

世の中に不公平や理不尽さを感じることはありますが、
与えられた時間だけは平等に1日24時間です。

この価値ある時間をどう使うか、それを自分で考え、実行することで
成果を出したり、幸運を感じることは、誰にでもできるはずです。


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