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正しいクリエイターの選び方

更新日:2009年11月 8日

先週の土曜日は、言霊名刺の作り方セミナーを行いました。

名刺活用術セミナーとしては、実際に名刺を作る際に必要な
考え方を学びながら、具体的に原稿を書いていく内容で、
ワークが盛りだくさんの講座です。


名刺活用セミナー11月東京開催



その参加者の一人、あるクリエイターさんから
講座後の心のこもった長い感謝メールをいただいたのですが
気になる下りがあったのでご紹介します。

以下、メールの一部抜粋



自分なりにこれまでも結構逃げていて、当日もまだ恐らく「それを書いたら・
言ったら恥ずかしい」と逃げている部分にもあるのですが、そういった部分
にフォーカスをある意味強制的にする状態にしていただけたのは、本当に
自分に取ってとても収穫でした。

そのためという思いからも本で拝読した内容を自分で実践ではなくて、
セミナーに参加をさせていただいたのですが、今の自分にとっては、とても
大事な時間だったと思っています。


一番にとって大きな気づきだったのはライフラインシートで、自分のこれまで
のプラスとマイナスの関係が見取れたことでした。


中野さんが仰っていた通り、自分にとってプラスとマイナスが一対になって
いたことはとても大きな事で、どうしてもマイナスにフォーカスしてしまい、
ここ2年がかなりマイナスだっただけにそこばかりみてしまっていました。

一方で、それはこの後のプラスの前段階では?と思えたことが自分にとって
の救いになっています(笑)



セミナーの場で中野さんが仰っていた

「その場で1割から2割の自分にとって求めているお客様に響けば、
 他の人に何を言われても構わない。」

という部分がまだ僕の中で貧乏性、というか恐らくこれから独立をして
食って行ける保証のない中が故だとは思うのですが、

「出来るだけ多くの人に響くように・・・」
「マジメな人相手にこんな名刺を出したらなんと言われるだろうか・・・」
「周りの友達からなんて言われるやろ・・・・」

 →Webのクリエイターが回りに多いだけに、シンプルで所謂見た目の
  かっこいい名刺を持つ人が多いからそういった方と比べてしまっての事
  とは重々分かっているのですが・・・・

と思ってしまっています。

理屈では分かっているのですが、この部分がなかなか踏み切れていないのですが、
そういった思考の部分が自分にとって一番の解放しなくてはならない部分かもし
れないと今もヒシヒシと思っています。

↑ここまで抜粋




後半の他のクリエイターへの意識の部分がキモです。

私もデザインの仕事を始めて20数年が経ちますが、
全てとは言いませんが、一般的にクリエイターには悪いクセがあります。


それは、他のクリエイターを意識しつつ
カッコいいデザインを作ろうとしてしまう人が多いのです。


もちろんカッコ悪いより、カッコ良いデザインの方が
良いに決まってるのですが、それはツールが本来の役目を担うための
要点をおさえた内容になっていることが大前提です。

営業販促ツールは、ある種のコミュニケーションツールと言えますが、
人が服装をいくら着飾っても、気配りがなければ印象を悪くするのと同じで、
営業販促ツールも、見てくれのデザインは良くても、それを使うユーザーや
それを手に取るコンシューマーの気持ちを酌んだ内容になってなくては
いけません。

ちなみに何となく、そこそこカッコ良いデザインは、
意外と作るのが簡単です。

ビジュアル素材が良くて、文字の配置をちょいと工夫すれば
そこそこ経験のあるクリエイターなら、
あっと言う間にカッコ良いデザインの完成させることが出来ます。

クリエイターはよく、過去の自分の作品を持って営業しますが、
完成品だけを見て、そのクリエイターの質を判断してはいけません。
判断できないのです。

勿論、私も言霊名刺や、他の営業ツールを作る際に
見た目のカッコ良さを全く放棄しているわけではありません。
見やすさ、伝わりやすさを考えながら、全体の見た目のバランスを
調整することは当たり前にやります。

問題は、完成するまでのプロセスなのです。


そこでクリエイターの質を見分ける方法をお教えします。

まずクリエイターに何かの営業販促ツールをつくるための
何らかの課題を投げてください。

で、次にその課題に対して、そのクリエイターが
オリエンテーションのヒアリング時に
どんな質問をしてくるか、よく観察してください。
最初にしてくる質問の内容が肝心です。


・色の好みは?
・このみのデザインテイストは?
・納期は?
・予算は?
・原稿は?

上記は最初にすべき質問としては不適切です。
ちょいと心配です。


・その営業販促ツールをつくる目的は何?
・その営業販促ツールを使って得たい理想の結果は?


こんな本質的な質問がいきなり飛んできたら期待大です。
またその答えが完成品にちゃんと反映されていたら大成功です。

クリエイターの質は、質問の一言でわかります!

お試しを〜!

メールをくれたクリエイターの方は、
カッコ良いデザインと、良いデザインの狭間にジレンマを
感じているようですが、そこに意識のスポットが当たっている時点で
きっと克服される方だと思いますし、きっと良い質問にできる方だと
思います。


世の中が、良いデザインで溢れることを祈りつつ・・・


ちなみに以下は、セミナーに参加していただいた方々のご意見です。
皆様、ご参加いただきありがとうございました。





福島宏和さま(税理士)

言霊名刺が作られるプロセスがわかった。
自分の強みなどこれまでとこれからを整理します。
これで仕事につながる出会いが増えそうです。




Sさま(クリエイター)

自分の過去、特に思い出したくない過去にどれだけ向かい合えるか?
その過去を文言に出来るかをワークで行いたくて参加。
自分の人生で落ち込んでいる時が、その次のステップになっていた事が分かった。
その事から今の不安な時期にある種の安心を得られた。
まだ見えていない「独立後」に、自分なりの中心を持って望んでいけそうです。




金子博寿さま(歯科医師)

自分が本当にやりたい事、強みをもう一度再認識したくて参加しました。
あれもこれもやりたいでは、何ひとつも結果が得られない事を再認識でき、
自分のブランディングの強化を、一層はかっていこうという気持ちになりました。
自分の思いを患者さん、スタッフに伝えられそうな気がします。
クリニックでの情報提供がさらに充実することでしょう。
勉強になりました。今後共よろしくお願いします。




藤木修三さま(広告デザイン・営業) 

新規開拓のためのヒントや、新しいサービスを見つけるために参加。
ヒントがたくさん見つかりました。ありがとうございます。
特に「自分史の解釈変更」「マイ浪花節」がよかったと思います。
自社の得意商品・サービスを見つけ、新規開拓のターゲットを絞り込む
一連のワークは有意義でした。
時間があっという間に過ぎて短く感じました




鈴木美幸さま(セラピスト)

キャッチフレーズや肩書きは以前から悩んでいましたし、
自分の中で完全に腑に落ち切っていない部分があったので
それを解決したいと思っていました。
ワークシートが多かったので、個別に見ていると気づかなかったことも
全体を見渡してみると見えてきたりして
「もっとこういう部分を書いていれば・・」
と気付いた場合が何度かありました。
まだ自分にフィットした文ができているわけではないですが、
言葉になっていないだけで、今まであいまいだった色々なものが
かなり具体的に見えてきたと思います。




鳥原由美さま (印刷業) 

人のことは言えるけど、自分のことはまだわからない。
少しでも自分のことが客観的にみえて、自分の名刺ができればいいな〜
と思って参加しました。
自分のメリット・・・私にお願いしたら 何がいいのかが少しみえてきた。
まずはさっそく自分の言霊名刺を完成させます。
それをもとに今後の仕事の方向性が見いだしていきたいと思います。
仕事の満足感が、自分の人生の満足感と同じになるために・・・
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